V-A ECMO
最近はCOVID19の関係で
ECMO(人工心肺)をみるとなると
専らV-V ECMOをみる
ECMOには
V-Vと、V-Aがあり
とても分かりやすく言うと
V-Vは呼吸(肺)の補助
V-Aは呼吸(肺)+循環(心臓)の補助
を行う
つまりV-Vは肺が悪いけど心臓は元気
V-Aは肺も心臓も悪い
という人に使用される
これを聞けばなんとなく
V-Aのほうが重症度がより高くなるのは
予測がつくだろう
COVID19の人がなぜV-Vかというと
Covidは肺を悪くする病気であるため
心臓の病気が既往にない限りは
心臓は元気だからである
(とはいえ、重症化してICUにくるCOVIDの人はだいたい心臓も悪くなる)
一方で私が本来みていた
CCUの患者さんは
心筋梗塞や心不全の患者さんが多いため
肺だけではなく
基本的に心臓がボロボロで
心臓が悪い人が多い
つまり循環が悪い
(CCUが循環器内科に分類されるのもその通り)
冬が到来すると
普段は1台病棟にいればお腹いっぱい
というECMOが
3台以上平気でいたりする
今はすでに
冬に一歩足を踏み入れている状況だ
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冒頭にも書いた通り
最近はCOVID19があるため
V-V ECMOをみることが多かったが
今回は久しぶりにV-A ECMOをみた
バイタル測定や機械の監視は1時間おき
その1時間おきの観察が、なかなか酷である
さらには
今すぐにも急変するリスクがある
そして太い管が入っているところから
出血をよくする
🩸
つまりは全身管理
これができていないと
患者さんの予後に影響してしまう
🐢
今回はモニタリングの指標について
もっと勉強したいなと思った
これからさらに増えるだろう
V-V,V-A ECMOを
不足した知識を勉強し直して
万全な状態で迎えたいと思う。
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