ナースこりん

ー米国NP取得を目指す現役ナースの記録ー

ウォーキングカンファ

今日の勤務から

ウォーキングカンファレンスが

短縮となりました

 

 

ウォーキングカンファレンス

とは

 

 

 

夜勤の看護師と日勤の看護師の

入れ替わりの時間帯に

部屋持ち看護師間での

申し送りがあるのですが

 

CCUではそれを

1対1でするのではなく

 

 

その勤務帯の看護師全員で

お部屋をまわって

 

 

ルートの申し送りや

皮膚トラブルの観察や

抑制帯の妥当性検討や

呼吸器のカンファレンスや

その勤務帯で気をつけていくこと

 

などなどを

ツラツラ述べながら

スタッフと共有していく

 

という

 

全員参加型の

にぎやかな申し送りになっています

 

 

(もちろんそのにぎやかな申し送りが終わった後は

通常の、担当看護師間での申し送りもあります、笑)

 

 

各部屋、各患者さんをまわりながら

=歩きながら

カンファレンスをするので

 

「ウォーキングカンファレンス」

 

 

と私の部署では

呼んでいます。

 

 

 

 

病床数の少ない

ユニットだからこそできることで

 

一般病棟では

できないことだとは思いますが

 

 

ユニットでも

取り入れているところは

限られているのではないか

と思います

 

 

 

 

どこの病棟でもある

各勤務帯始まる前のミーティング

(だいたい15分くらいかかる)

 

これも

もちろんあります

 

これを終えてから、

 

 

ウォーキングカンファレンス開始

 

 

 

ウォーキングカンファ終わって

 

 

部屋持ちどうしでの申し送り

 

 

業務を開始できるのは

やっとそのあと、笑

 

 

朝9時のバイタル測定が

たまに10時に食い込むことも

あるのです

 

 

 

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このウォーキングカンファ

 

 

 

新人さんにとっては

 

勤務帯で一番嫌な時間かもしれない

 

 

なぜなら

 

 

この患者さんは

どのような経緯で入院し

入院後どのように経過し

現在どのような状況で

今日の勤務帯ではどんなことに

気をつけて行くか

 

 

 

 

厳しい先輩ナース達が

フムフム聞く中で

発表しなければならないからです

 

勉強をして

ある程度の知識もつけて

慣れている2年目以降のナースは良いとして

 

 

新人さんにとっては

なかなかコク

 

 

 

呼吸器をつけている患者さんの場合は

その呼吸器の設定がどうか

改善できるところはあるか

病態と繋げてどのような状態か

効果は出ているのか

ウィーニング(呼吸器離脱)に向けて

医師へコンサルトできることはないのか

 

 

 

なども発表

 

 

 

本来は

 

「よりよい看護介入のために」

 

 

下っ端もベテランも

みんなで意見を出し合う

 

 

 

というのが目的の

”カンファレンス”なのですが

 

 

この子は本当に

この患者さんの病態を理解できているのか

経緯を理解できているのか

気をつけるべきことを把握しているのか

 

 

を査定する時間にも

なっている気がします

 

(主にベテランナースの査定)

 

 

しかしそのウォーキングカンファが

病床数多く重症度が高い時は

もちろんそれなりの時間を要すわけで

 

たまに1時間かかったり。。??笑

 

 

前勤務ナースは

もう終えられるはずの勤務を

申し送りのせいで残らなければならないし

 

 

次勤務ナースは

勤務はじめの患者さんのバイタルを

いち早く測定して

業務を早く進めたいのに

なかなか始めることもできないし

 

 

 

双方にとってマイナス

 

 

 

以前も何度か

 

 

 

ウォーキングカンファが長すぎる!

 

と問題になり

 

短縮する対策がとられていたのですが

 

 

気づけばなぜか

 

 

長々となってしまっていました

 

 

原因は

これは私の勝手な解釈ですが

 

 

主に上のナースが

とにかく下のスタッフのアセスメントを聞きたがる

 

 

つまりカンファというよりもアセスメント発表の場

になってしまい

 

その結果

ながなが、ながなーが、、、

 

と延長、

 

延長に延長

 

 

を重ねてしまっているということ

 

 

 

なのではないかと。

 

 

 

そして

 

また問題提起のサイクル到来

 

 

ウォーキングカンファレンス

短縮の対策がとられました

 

 

 

①10床あるCCUを5床ずつ2つに分けて

 一斉にウォーキング実施

 (これでまず1/2に短縮となる)

 

 

②ルート類の送りは変わらず実施するが

 特記事項以外はアセスメントの発表なし

 

 

③必要なアセスメントやカンファレンスは

 個人的にリーダーと確認

 

 

④リーダーが他の部屋をウォーキングしている時に

 部屋持ち看護師間での1:1の申し送りを先に開始

 

 

 

 

 

などなど、、思い切った改善策が取られていました

 

 

 

 

 

ああぁ、無駄が削ぎ落とされて

スッキリした。。。と私は思いました

 

 

アセスメントの発表が不要

というわけではなく

 

全員の時間を割いてまで

一人が発表する場を設ける必要はない

ということです

 

ウォーキングカンファレンス終了後に

リーダー看護師と個人的にアセスメント内容や

病態などの知識を確認する時間を確保できるので

 

 

そこで確認すれば良いのです

 

 

 

 

今日からこの短縮されたウォーキングカンファが開始となり

かなり時間に余裕ができました

 

かなり効率的で

 

 

かなり簡潔、シンプルでかつ

重要なところをおさえたウォーキングカンファで

 

 

逆に充実したものになっていると感じました

 

 

 

 

時間が短縮され

いつもなくなるハズの時間が

まだ残っている、、

 

 

その結果

患者さんとの時間も増え

 

丁寧にバイタルを測定することになり

 

患者さんの観察から

異常を見逃すことも減るような気がしました

 

 

 

一方で

 

送られるべき申し送り事項が

全スタッフと共有されない可能性がある

ことや

 

 

自分以外の他の看護師の眼

だからこそ発見できる異常

に気づけなくなる可能性

があることは

 

考慮しなければならないと思いました

 

 

 

今後増えて行く気がします。

 

 

 

 

 

なにはともあれ

 

 

無駄を削ぎ落として

必要なものだけで凝縮させることは

業務においてもとても重要で

 

特に

 

長引きがちなカンファレンス

においては

 

「簡潔かつ重要事項を取りこぼさない」

 

ことは

かなり大切だと感じました。

 

 

 

 

今後この

ウォーキングカンファ

がどのやうに変化していくのか

 

見守っていきます。笑

 

 

 

 

 

 

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